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睡眠に関するウソ・ホント

早起きは三文の徳!?
昔からの云い伝えでは、早寝早起きが褒め称えられ、朝が弱い人は「宵惑いの朝寝坊」等と云われて、取り得がなく役に立たないかのように非難されてきました。 また、最近のビジネス界では「朝活」と称して早起きが奨められています。
確かに朝は作業能率が上がるので、勉強や仕事が捗りますが、ごく一部には否定的な報告もあります。
京都大学の研究者が調べた所、早起きをする人は高血圧や脳卒中を起こす可能性が高いことが分ったそうです。
この報告だけで早起きを否定できませんが、早起きは良いことだと信じて就寝時刻を早めずに、起床時刻だけ早めて睡眠不足に陥ると、メタボや生活習慣病になり易いのは確かなようです。

「寝る子は育つ」という云い伝えは本当です。子供が育つには、成長ホルモンがとても大切です。
成長ホルモンは、寝ついてから3時間に多く現れる深い眠りの時に、脳の下垂体から大量に分泌されます。
この成長ホルモンのシャワーを浴びることで、子供が大きくなっていきます。成長ホルモンは大人になると量が減りますが、日中に傷ついた細胞のメンテンスには欠かせないホルモンです。
夜更かしや睡眠不足の子供では、脳の発達が遅れます。また充分な睡眠をとらないと、気持ちを落ち着かせる脳内物質のセロトニンが不足したり働きが悪くなるので、ウツになったりキレて攻撃的になったりします。

金縛りは心霊現象?
日本では金縛りは霊の仕業とされ、世界的に見ても悪魔や魔女、悪霊によるものと考えられてきました。
しかし、睡眠学の研究により、金縛りは睡眠麻痺という科学的に説明できる現象であることが分かりました。
睡眠には、身体が休むレム睡眠と脳が休むノンレム睡眠があります。レム睡眠中は脳の活動が盛んで夢をよく見ます。 レム睡眠中に目覚める時、通常は脳も身体も同時に覚醒します。
しかし、精神的なストレスが強かったり、睡眠の質が悪かったりすると、脳が目覚めても身体が眠ったままで動かせず、金縛りになります。

また、寝言が出るのは夢を見ているレム睡眠のときに多いのですが、深いノンレム睡眠中にも見られます。
レム睡眠中の寝言は喜怒哀楽の感情を伴ったものが多く、ノンレム睡眠中には最近のできごとや今の状況に関するものがよく聞かれるそうです。
睡眠中にも「見張り番」と呼ばれる情報収集機能が働いているので、寝言に対する返事を夢に取り込んだり、 もう一度寝言を云ったりすることがあります。寝言に返事をしても健康を害することはありませんが、睡眠の邪魔になることもありますから、返事は小さな声でしたほうが良いでしょう。

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